[Xcode 8.2] 年末なので Xcode まわりの不要ファイルを一掃してみた
はじめに
こんにちは。モバイルアプリサービス部の平屋です。
本記事では、Xcode を使い続けるうちに増えてしまうファイルの内容や保存場所を紹介します。
各保存場所に「古い OS のサポートファイル」や「使用していないプロジェクト用のファイル」などの不要ファイルあれば、本当に削除しても問題ないかを確認した上で削除してしまいましょう!
今回、不要ファイル削除を試してみたところ、合計約 76 GB のファイルを削除することができました。
検証環境
- macOS Sierra 10.12.1(16B2555)
- Xcode Version 8.2 (8C38)
目次
Device Support
内容
- 実機デバッグを行うために必要なファイル
- Xcode を起動した状態で実機を接続すると生成される
場所
- iOS
- ~/Library/Developer/Xcode/iOS DeviceSupport/
- watchOS
- ~/Library/Developer/Xcode/watchOS DeviceSupport/
結果
- iOS
- 57.87 GB 削減
- watchOS
- 0.5 GB 削減
Derived Data
内容
- プロジェクトのインデックスやビルド時の生成物、ログなど
- プロジェクトごとに作成される
- 削除すると、再びプロジェクトを開いた際に再生成される
場所
- ~/Library/Developer/Xcode/DerivedData
結果
- 7.15 GB 削減
Archives
内容
- Product -> Archive 実行時に作成されるファイル
場所
- ~/Library/Developer/Xcode/Archives
結果
- 2.19 GB 削減
Simulator Apps
内容
- シミュレータ上にインストールしたアプリや設定
- アプリの数が多いと、ディスク容量を消費する
- simctl (シミュレータの制御ツール) を使用すれば、アプリや設定を削除できる
- 手順
- シミュレータを終了する
- ターミナルで
$ xcrun simctl erase all
を実行 - しばらく待つと処理が完了する
- 手順
場所
- /Users/hirayashingo/Library/Developer/CoreSimulator/Devices
結果
- 7.18 GB 削減
Document
内容
- SDK のドキュメント等
場所
- ~/Library/Developer/Shared/Documentation/DocSets
結果
- 1.75 GB 削減
Device Logs
内容
- デバイスログ
場所
- ~/Library/Developer/Xcode/iOS Device Logs
結果
- 0.03 GB 削減
さいごに
本記事では、Xcode を使い続けるうちに増えてしまうファイルの内容や保存場所を紹介しました。
アプリ開発用 Mac のストレージを整理する際の参考になれば幸いです!